南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

邪道が王道になる日

月曜から夕食作りを怠けて外食。


日本食らしい日本食レストランはなぜか月曜日定休のところが多い。しょうがないので、mikeが仕事関係で行ったことのあると言う、近所の寿司屋に行って見ることにした。


お寿司を握っているのは日本人なのだけど、カウンターにズラリと並んだお客さんはほとんどアメリカ人。日本人は私しかいない。アメリカ人がこんなにたくさんお寿司を食べているのは何となく嬉しい光景だ。


それどころか、巻物のほとんどは私達が見たこともないようなもので、前で握っているシェフさんに「あの隣の人が食べているものは何ですか?」とこっそり聞かなくてはならない。太巻きサイズの巻物にはソフトシェルクラブの揚げ物が丸ごと巻いてあるそうだ。新しい巻物どころか、醤油やポン酢以外のソースが小皿に盛られていることもある。隣のカウンターに出されていたオレンジ色のソースはマヨネーズとベトナムの唐辛子ソースを混ぜたものらしい。もうここまで来ると「寿司」と呼んでいいものかどうか(笑)


私達は彼らの食べるものにいちいち驚き、新鮮な気分を味わった。日本の寿司としては「邪道」と言われるかもしれないけれど、アメリカのお寿司としては「王道」なのかも?