南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

日本へ帰国して意外に大変だったこと

misha2008-04-08

日本へ帰国して約3週間。
仕事の関係で遅れたけれど、mikeも無事到着。
まだまだ家具も買っていないし、アメリカから送った荷物も届いていないけど、何とか東京での生活を始める基盤が整った。


会う人ごとに「8年前と比べて東京はかなり変わっているから、それについて行くのが大変なのでは?」と訊かれるけど、実際はほとんどそんなことは感じない。六本木ヒルズだって、汐留だって、一時帰国のときにチェック済みだし、地下鉄は複雑になったけど、その便利さにはたちまち慣れた。


実は、大変なのは「変わっていること」ではなく、「変わっていないもの」の方だったりする。


アメリカでは、他人のサービスは当てにならないので、全て自己責任でいちいち確認しながら行動しなくてはならなかったけれど、この日本のカスタマーサービスの良さ!お役所でさえも、こちらの書類の不備で手続きが進まないものがあればすぐに電話連絡をくれる。(アメリカなら、書類なら後回しにされた挙句、紛失、とか(笑))こういうときに、日本に帰ってきて良かったな〜とつくづく思う。日本人の丁寧さ、親切さというのは、たとえ時代やサービス内容が変わっても「変わらないもの」のような気がする。


ところが、アメリカでの行動習慣がなかなか直らず、自分であれこれと心配ばかりして疲れすぎてしまう。
例えば、旅行先での電車やバスの時間を調べようとして、途中で「なんだ、ホテルにきけばいいんじゃないか」と気づいたり、複雑そうな手続きについて綿密に調べてから臨んだところ、対応してくれた人が手取り足取り丁寧で、私の下調べが徒労に終わってしまった時など、もうグッタリしてしまう。東京は何もかもが効率よくスピーディーに動いて行くので、上手に他人のサービスを利用して行かないと自分だけではそのスピードについていけないのだ。


というわけで、当面の私の目標は、「他人を信用すること。」
私の社会復帰へのリハビリは当分続きそうだ。