南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

今週のお題:理想の住みか

「住みか」というと「家」とはちょっと違ったニュアンスがあって、日頃はなかなか使わない。日本からアメリカに来た10年前、「移住する」という言葉を初めて使った。東京や長崎に引っ越すことは「移住する」とは言わない。「移住する」というのはどことなく動物の一個体として生活の場を変えるという響きがある。「住みか」というのも何となく同じにおいのする言葉だ。

そういう私の理想の住みかは、こういうところ。

-お天気がいいけど、適当に湿めり気があるところ。
現在地は満足度70%。"May gray and June gloom"(要は5月も6月も曇り空)という言葉があるように、最近はこれでまあまあ満足している。
-言葉が通じるところ。
日本語か英語が通じてくれれば文句なし。しかし、どうにか自分の言っていることを相手にわからせようという強引さは身に付いたか?
-自分がある程度慣れ親しんでいる場所。
新しい環境が苦手。先祖は絶対に何代にも渡って同じ土地を耕す農民だっただろうと思う。狩猟民族や渡り鳥のような生活はできそうにない。

この条件さえ揃っていてくれれば楽しく暮らして行けそうな気がする。色々と理想の住みかを想像はしてみるものの、今飼い犬にナデナデをねだられながら、ワイン片手にこのブログをだらだらと書いているソファの上が一番居心地が良いような気がする。