南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

「冬の楽しみ」夏の裏側を楽しむ

今週のお題で1月20日が大寒だったなんて、久しぶりに思い出した。そういえば、今年は東海岸や日本から受け取るメールは、大抵寒いことを愚痴ることから始まるものが多い。確かにテレビをつけても雪のニュースばっかりだ。

それに比べて、南カリフォルニアはそんなに寒くならないので、春、夏、秋を繰り返しているだけのような気がする。四季じゃなくて三季しかない。それでも冬は朝晩は霜が降りたりする。数週間前のある寒かった週末のこと、猫を3匹飼っている上司が、お天気が良かったので早朝に2階の北向きのベッドルームの窓を開けて猫達を外に出してやったそうだ。勢い良く外に飛び出した猫達、屋根に氷が張っているのに気づかず、3匹全ともども屋根から滑り落ちてしまったそうだ。猫も油断する南カリフォルニアの冬。。。

冬の楽しみといえば、スノースポーツとか、冬ならではのおいしい食べ物とか、「厳しい寒さがあってこそ」のものが多いはず。だから、そんな冬があるのかないのかわからないような南カリフォルニアには楽しみがないのか?と言えばそうでもない。例えば、観光客のほとんどいないビーチ・リゾート。レストラン全然混んでいないのでゆっくりできるし、ホテルもシーズンオフの値段でとっても静か。スタッフさん達の対応にも余裕がある。夏は犬の入れないビーチでも、冬季は大丈夫だったりする。駐車で立ち往生することもない。夏の裏側を楽しむ、という感じだ。