南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

新しいホームシック

この不安な感じはなんだろう。。。。。

と1日考えてみた。最近なんだか落ちつかない。よく考えてみたら、この違和感は1月に仕事が変わってから発生したと思われる。主に英語問題と日本語問題だ。


それまではアメリカで働いていると言っても仕事の70%が日本語だった。ところが今は、95%が英語になった上に、電話会議にも出なくてはならないし、議事録も取るし、社内社外を問わず、以前の10倍くらいメールや電話のやり取りをしている。(まあそれが普通だろうけど。)


mikeに、「一応、一日中英語でしてるんだけど、文法に気を使うヒマもなく必死にこなしているので、ふと気が付くと"一日が全体的に不安"になる」という話をしたら、ひっくり返って爆笑されてしまった。アメリカ人のmikeの仕事は同僚も取引先も90%が日本人で、全く同じような思いをしたそうだ。「まあ、がんばってよ。」とニヤニヤしながら言ってくる。


しかし、実は日本語問題の方が私の中では深刻だ。まず、日記は3分間PCに向かえば書けていたのに、最近はうまく言葉が浮かんでこない。後で、と思っているうちに書こうと思っていたことを忘れてしまっている。それに、最近日本語の会話の中でやたらと英単語を使ってしまう。「シェアする」「イシューする」「テイクアドバンテージする」など。そのうちtake a showerから転じて「シャワーを取る」なんて言っちゃう日も来るんだろうか?そう考えると非常に憂鬱だ。


外国に住むっていうことは大変なことだ、と今更ながらに思った。きっと中西部などで日本文化に触れる機会がもっと少ない人は、もう少し早くこのことに気づくのかもしれない。


小学生の時、4月に毎年新しい教科書をもらうのはとても嬉しかった。でも、開いてみると文字が一段と小さく、ぎっしりと並んでいるのを見て一瞬不安になることがあった。ホームシックも色んな段階がやってくるもので、今もその空気が漂っているわけだけれど、ま、新しい教科書でももらったと思えばいいか^^