南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

日本式の会議?

上司と2人で一番奥の会議室に向かっていたところ、彼が、

"Aha, here is another Japanese style meeting."
(あ、ここでも日本人スタイルの会議やってるね。)

とつぶやいた。チラッとのぞいてみると、業者さんも含めて日本人4〜5人くらいが大きなホワイトボードを囲んで会議していた。なんの変哲もない会議風景だ。「え?どういう意味?」と聞いてみると、「みんなホワイトボードに向かってるだろ?」ということ。なるほど〜。

確かに、アメリカ人のみ(といっても私もいたりするのだけど)の会議では、みんなが出した意見をいちいちホワイトボードに書きだすということはない。まず、そんな中立的な人(殊勝な人!)がいない。結局、誰も書きとめてくれないわけで、自分の意見を言う時は相当説得力のある事を言わないとみんなの心に残らない。正しい意見をぼそっと言っても、他の人に持っていかれて弁舌を振るわれてしまうことも^^;

小学校の学級会だって書記がいて、ちゃんと黒板に意見を書き込む。会社の就職案内だって、会議風景はみんながホワイトボードに向かっているところだ。

日本の会議はみんなが合意をする場で、アメリカの会議はみんなが意見を戦わせる場だ、と言われるのも納得が行く気がした。