耳栓で料理

アメリカの家に帰って来た。
まあ、事情はさておき。。。家が全面的に工事中で、今日などはタイルをはがすドリルの音で気が狂いそうだ。

しかし、私は騒音に強い。
なぜかというと、毎晩のmikeのいびきに耐えるため、耳栓を使い慣れているからだ。
そこで早速耳栓を取り出して付け、なおかつ、工事をしている２人のメキシコ人達にも耳栓を提供した。言葉は通じないのだけど、私が耳から耳栓を出してみせ、"It is good for you."と言うと、"Thank you."と言って早速耳に入れていた。２人は顔がそっくりなので、きっと親子だ。

私は晩ご飯に「菜飯」を作るために、かぶの葉を刻むことにした。手元ではざくざくとした手応えがあるのに、耳栓をしているので音がほとんど聞こえない。何となく不安なような、料理の楽しみが半減したような、妙な気持ちになった。お鍋の沸騰する音、炒め物の油の音、野菜を切る音、日頃は気にしないけれど、全て料理をおいしく作る上で頼りにしている音なんだなーと改めて感じた。