南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

へそくりは罪になる?

朝ごはんを食べながらぼんやりテレビを見ていたら、「浮気などの不貞行為だけでなく、金銭上の不貞*1も離婚や別居の原因になりかねません。」というニュースが耳に飛び込んで来た。買った物を申告しなかったり、隠し口座を作ったり、給与を少なく申告したりすることも挙げられていたけど、一番多いのはやはり現金を隠し持つこと、だそうだ。

日本だったら、へそくり、というところだろうけど、妻のへそくりなんて公然の秘密扱いなんじゃ?テレビ番組で「へそくりの隠し場所ランキング」もやっていたような気がする。また、夫が突然失業、妻がへそくりを貯めていなかったとわかると、「なんでへそくりくらい貯めておかないんだよっ!」とキレた、という話も聞いたことがある。へそくりって日本ではれっきとした生活習慣の一部としての地位を固めている。

かたや、在米の離婚経験者の友人は、「スーパーのレジで買い物ついでにキャッシュバックをしている人を見ると、”あ、この人離婚準備中なのかな〜”とか思っちゃうんだよね〜」と言うので、やっぱりアメリカではへそくり=かなり不穏なもの、らしい。たとえ”いざと言う時に2人のために”と思ってへそくりに励んでも、相手に秘密を作った、という時点でアウトみたいだ。(ただ、結婚していても金銭面は全く分けているカップルなどはこういう問題は起こりにくいようだ。)

だから、万が一離婚争議中に隠し口座やタンス預金などが発覚してしまうと、2人のためと純粋な良心から貯めた物だとしても、自分の立場を非常に不利にしてしまうかもしれないそうだ。ご注意を。

ちなみに私は引き出し預金ありますよ♪
家からもってきた残り物でランチを済ませた日は5ドルをベッドサイドの引き出しの中の封筒へ。小学生の頃からお年玉を引き出しに貯めておいて時々のぞくのが楽しかったし、1日5ドルは正直バカにできない金額だ。今日からは、「これって罪かも?」というスリルも加わって、ますます楽しくなりそうだ^^

Financial infidelity may be new normal: poll
http://www.reuters.com/article/idUSTRE70C4FF20110113

*1:financial infidelity