南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

<br>犬の取り締まり

私の住んでいる市にはドッグパークがないので、住宅に隣接している公園でコビーを散歩させている。夕方には本当にたくさんの犬が集まってくるので、公園はまるで柵のないドッグパークみたいになる。複数の犬が遊んでいるのでリーシュがたちまち絡まってしまう。そういう時はしょうがないのでリーシュを外して遊ばせる。本当は犬のリーシュを外すのは違法なんだけど、この公園の暗黙の了解といったところだ。


しかし、最近警察に「犬に襲われた」と通報した人がいて、たちまち警察のパトロールが厳しくなった。リーシュを外しているのを見つかると、すぐに警察のデータベースに乗せられて、罰金を科せられてしまうのだ。犬の散歩ごときでは誰も財布やIDを持ち歩かないのに、IDを持っていないと咎められる。一人は2回警察に見つかって、傷や刺青の有無を調べる身体検査まで受けさせられたそうだ。しかし、犬の飼い主同士はほとんど全員知り合いで、誰かの犬が人を襲ったという噂はまったく聞かないので、たぶんウソの通報だろう。本当にやりにくくなった。


最近は見かけないけど、そういう犬仲間の中で「ドッグパークを作ろうか。」と言った人のことを思い出した。「え〜!じゃあ、市長さんにお願いしないといけないですね。」と言ったら、一緒にいた奥さんが「彼はそういう人なのよ。」と言っていたっけ。日系の人だったので印象深かった。来週行われる市議会議員選挙の宣伝の中に日系の名前を見つけたので、ひょっとして?と思って名前を検索したら、彼の写真が出てきた。さて、彼は議員に当選してドッグパークを作ってくれるだろうか?ぜひそうしてほしい。