南カリフォルニア出戻り東京日日見聞録

17年間の南カリフォルニア生活にピリオドを打ち、東京に戻ってきました。2019年以前は「南カリフォルニア日日見聞録」、その後は半分アメリカ人みたいになって帰国したmishaの東京見聞録となります。

<br>ちょっとへこむ

今月のミーティングで、とある部署で空きがあることがわかった。秘書という今の仕 事は楽だけど、将来性に欠けるので、いずれはほかの部署に移りたいと思っていた。 今回の空きはこれから本格的にキャリアを築くには絶対いいポジションだ。社内での 異動なので、会社にもそんなに迷惑をかけずに済むだろう。

そう思って上司に打診してみた。ほかの部署に行きたい、という希望を告げるのは初 めてではないので、いつものアメリカンな明るさで「いいじゃない!チャレンジして みれば?」と言ってくれると思っていた。そうしたら、全く予想していなかった反応 が返ってきた。

上司がシュンとしてしまったのだ。

万が一慰留されてもどうにか説得しなきゃ、と意気込んでいた私は思わずひるんでし まった。働き始めたのは渡米1年を過ぎた頃。全く仕事になってなかったけど(実際に評価が5段階の2だった^^;)それから約4年間、この陽気で公明正大な上司のおかげでここまで来れた。泣いたり笑ったり、私生活よりも会社での方が波乱万丈だったので、色々と思い出してちょっとへこんでしまった。これから井の中の蛙が大海に投げ込まれてうまくやっていけるだろうか?せめてこの感謝しているという気持ちだけはきっちり上司に伝えておかなければ。

mikeも出張中だし、日本からのお客さんも帰ったばっかりだし、輪をかけてドーンと寂しい気分になった。